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1.
時計の針を戻しても過去には戻れない。
そんなこと分かってる…けどやっぱり君に会いたい。
君に思いを伝えたあの日、気持ちに答えてくれた。
あの言葉は本当だったの?
「アイシテル」、「ダイスキ」、何度思っただろう。この気持ちに嘘はないよ。だけど君の前では言えなかった。君が遠くなるのが怖かったから…。
2.
時計の針は僕の気持ちを無視するように時を刻み続ける。…だけどこの思いは忘れられない。
君に近付くたびに君が遠くなる、だけど立ち止まったときは近くに来て笑ってくれた。
「アイシテル」、「ダイスキ」、今でも思ってる。この気持ちに嘘はないよ。
僕が欲しいのは今じゃない未来でもない。君と一緒にいたあの過去(ころ)…。
僕は自分でも気付かないうちに他の人を逃げ道にしていた。
時計の針は今も時を刻み続ける。
僕は君を忘れたつもりでいた。だけどやっぱり君を求めてしまう…。
「アイシテル」、「ダイスキ」、今はもう言えないけど、僕の気持ちは変わらず君を思い続けてる。
「アリガトウ」、「サヨナラ」、今はこの言葉しか言えないから。
だけど僕の気持ちはずっと君を思い続けてる。
止まらないこの時計の針のように…。
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