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「………………………………」
無言で紙を受け取ると
「じゃあ用事終わったんで、教室に戻ります!」
「えっ?もしかして紙渡すためだけに来たの?」
「まぁ…」
「完全にパシりに使われてるじゃん」
村上が笑いながら言った。
「分かってたけど、断れない雰囲気だったからついつい」
「もう情けないなぁ池田」
呆れたようにしかしおかしそうに笑った。
「うっ……思ってる事を言わないでくれ村上」
本当に応えたのか正直に言っていた。
「でも本当の事じゃんか…」
村上は、満面の笑みを浮かべて言った。
「うっ……じゃあ教室に戻ります!」
池田は、そう言い残すと視聴覚室から出ていった。
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