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こっち来てからもずっと寝たきり。
「新しい学校に
行ってくるね…」
ホントは一緒に来てほしかった
でもしょーがない。
「美緒…
ごめんなさいね…」
泣きながら謝るママ。
私の背中にすがりつく
「こんな……
こんなママでごめんなさい。
でも、ママは…ママは―」
こんなママは見てられない。
胸が締めつけられる。
「…いいの。
いいんだよママ。」
そう言って抱きしめ返したママは
驚くほど小さくて痩せていた。
あの時わたしがちゃんと話を聞いてたら
未来は変わってた??
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