中学校。

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「はい」 菅原先輩がにこにこしながらまうすぴーす?を差し出した。 「な、何ですかこれ」 「楽器を吹くところ?」 何で疑問系…。 「まぁ、さっきやったやつにこれを押しつけてやってみて」 言われたとおり、押しつけながら唇を震わせてみた。 が。 「あ、れ……?」 できない…。 「ゆっくりやっていいからね」 何で出来ないんだろ……。 とりあえず、もう一回…。 「お?」 「……でき…た」 「日向ちゃんすげーっ!じゃ、楽器吹こっか!」 「は、はい」 「おぉ?なぁに部長、彼女?」 突然背の高い女の人がひょっこりと現れた。 「新入生だよ、まーちゃん」 「あっらま、ごめんねぇー」 そう言うと私の頭を無造作に撫で回した。 「あ、あの…」 「あぁ、この人は佐藤真浩(サトウ マヒロ)。吹奏楽部の顧問だよ」 「よろしくーv」 …綺麗な先生だなぁ…。 .
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