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すると後ろから溜め息が聞こえ
「俺なんかが張飛に向かった所で一瞬でやられますよ。
何無茶苦茶な事を言ってるんですか。」
と何故か馬鹿にするような感じの声で聞こえてきた。
確かに簡擁の言ってる事は正しいのだがこっちは正直その有難迷惑な行動のため死にそうになっているのだ。
何かしてくれないと報われない。
そんなことを考えてる間に張飛の攻撃が再開してしまった。
張飛の攻撃は怒っているからか単純で簡単に避けれるのだが速いし、重いしで全然攻撃に移れない。
オッサンもよく見たら武器を持っていなく戦闘に参加出来ずにいた。
俺は張飛の横凪ぎの攻撃をしゃがんで避けると足払いを仕掛け張飛が避けるために後ろに下がった隙に
「簡擁、オッサンに武器渡してくれ。」
後ろを向いて簡擁に頼むと簡擁が
「オッサンって……あぁ分かった。
田豫、槍貸してやれ。」
一瞬戸惑ったが直ぐにオッサンに気付き田豫に頼むとオッサンに槍が渡された。
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