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オッサンは田豫にお礼を言うと槍を構えて俺に近づいてきたので俺は
「どうする?
怒ってるから真正面から行ってもいけると思うが。」
とオッサンに聞くとオッサンは少し悩むそぶりを見せた後
「俺が時間を稼ぐから後ろに回り込んで挟撃しよう。」
と言って張飛に向かっていった。
俺はオッサンが張飛を止められるほど強そうには見えなかったので作戦に反対だったのだが既に戦いが始まっていたので急いで向かった。
案の定オッサンは避けたり防いだりで手一杯の状態になっていたので俺は横槍をいれてオッサンがやられないようにしながら後ろに回り込んだ。
オッサンは俺が回り込んだのを確認すると安心して笑顔になったが次の瞬間、張飛が蛇矛をオッサン目掛けて横凪ぎに振るった。
オッサンは慌てて槍で防いだが無情にも槍が砕けてしまい幸い刃には当たらなかったがオッサンは吹っ飛んでしまった。
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