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俺は弾かれた瞬間、刀を手放し体制が崩れるのを防ぐと蛇矛の突きを体を傾けるだけで避けて一気に間合いを詰め、距離をとられる前に張飛の右腕を掴んでそのまま一本背負いで張飛を投げた。
そして受け身が取れず息が詰まって咳込んで動けない張飛に腕挫十字固めを決めると
「張飛に勝ったぞぉー。」
主に簡擁に向け叫んだ。
すると誰の反応もないまま
「誰がお前なんかに負けるか。」
と張飛が叫びながら暴れ始めた。
張飛は流石と言うか目茶苦茶力が強く無理矢理押さえ込むと腕を痛めるので
「早く止めてくれ。
腕痛めて戦えなくなるぞ。」
と簡擁や劉備達に止めてもらうよう頼んだ。
その最中にも張飛が暴れたので一度締め付けたら張飛が痛そうに顔をしかめたので関羽が近づいてきて
「翼徳の負けだな。
早く放してくれ。」
と若干悔しそうに言ったのでちょっと放すのをためらったが正直押さえつけるのが大変なので大人しく放した。
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