282人が本棚に入れています
本棚に追加
劉備は溜め息をつき頭を掻きむしって俺の方を向くと
「お前はどうする?
張飛を倒したからこっちとしてはこのまま軍に入ってほしいんだが。」
と何処か諦めているような顔で聞いてきた。
俺は自分でも分かるぐらいニコッと笑って
「ありがたいですけど辞退させていただきます。
劉備殿が領地を手に入れた頃に伺うのでその時に頼みます。」
と言ってから一礼して陣幕から出ていった。
外に出て背伸びしていると健兄が
『まぁそうすると思ってたけどやっぱり勿体ないよな。
せっかく劉備が誘ってくれたのに。』
と本当に残念そうに言ったので俺は
「俺も行きたかったけど戦闘になったら足手まといになるからな。
それよりさっさと美羽探してオッサン追っかけないと。」
と話してから辺りを見回してオッサンと美羽を捜した。
すると少し離れた所で美羽と田豫が座って話してるのを見つけたので急いで二人の所に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!