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窓から日の光と小鳥の囀りが入ってくる。
衣玖斗「………」
寝れなかった。
昨日の魅月の言葉が頭から離れない。
何度も、何度も、反響して、消えたかと思えば、再び頭の中を侵食してくる。
それを繰り返しているうちにいつの間にか朝になってしまった。
衣玖斗「信じられるのは…自分だけ…か」
俺は、そんなことはないと思う。
実際、雨太のことも信じられるし、他にも信じられる奴はいる。
…本当に信じられるのか?
例えば、雨太が俺のことを殺そうとしたとしよう。
そして俺を殺す前に捕まったとして、俺は雨太を信じられるのか?
…やめよう、そんなことは起こるはずない。
こんなことを考えてる時点で信じてるか疑わしい。
早く準備して学校に行こう。
教室に着く。
衣玖斗「…ん?」
雨太がいない?
確かに今日は早く来たけど、雨太ならこの時間にはいるはずだ。
なにか、あったのか?
魅月「おはよう、衣玖斗君」
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