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雨太「あぁ…あの事件ね…」
衣玖斗「?…どうかしたか?」
雨太「いや、なんでもないよ。それよりさ、今日うちのクラスに転校生がくるらしいよ」
衣玖斗「え、そうなんだ」
雨太「うん、楽しみだね。男子かな、それとも女子?」
衣玖斗「ま、学校着けばわかることだろ」
雨太「それもそうだね」
衣玖斗「お、そろそろ着くぞ」
バスから降りて、学校へ向かう。
クラスに入ってみると何人かが鬼頭連続殺人事件の話をしていた。
朝からどいつもこいつも物騒な話をしてやがる。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、今年で六十歳になる担任が教室に入ってくる。
その後ろに付いて女子が一人入ってくる。
…例の転校生か
担任「今日からこのクラスに生徒が一人増えます。では、自己紹介を」
魅月「はい。鬼頭魅月といいます。よろしくお願いします」
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