一章‐転校生‐

6/11
前へ
/17ページ
次へ
鬼頭…だって? ざわざわとクラスがざわつく。 いやいや、冷静になれ。 殺人事件の犯人と名字が同じだからって関係があるかどうかはわからないじゃないか。 担任「じゃ、鬼頭さんの席は一番後ろのあの席ね」 魅月「はい」 鬼頭さんが席に座る。 そうだよ、なによりあんな女子に殺人なんかできるはずないだろ。 鬼頭さんの方へ顔を向ける。 ………え? こっちを…見てる? いや、偶然目が合っただけだろ。 ………違う、確実にこっちを見ている。 何で?何で俺を? あいつ… 笑ってる…
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加