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普通の奴らなら
逃げていく俺の睨みが
このおっさんには
全然効かなかった。
ちょっとびびったわ。
「…つうかおっさん
今携帯って」
疲れた俺は
睨みから普通の目に戻した
「おお!それなんだが!
あそこに携帯ショップが
あるだろう?」
おっさんが指差す先には
…見たこともない様な
ボロい建物。
んで上には木の板に
「携帯売ります。」の看板
「…ありゃぁ店か?」
若干引き気味の俺に
おっさんは声をあげて笑った
「はっはっは!
驚くのも無理はない!
なにせ、築50年だからねぇ」
「ごっ、50年!?
どんだけボレーんだよ!!」
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