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俺は厨房側で料理作ってます。
ウェイトレスは女子二人。
あ、厨房は俺含め男子二人の計四人。
「気軽に引き受けるんじゃなかったなぁ…おとと…焼きそば五人前出来ましたよー!!」
「遅い!!注文追加!!焼きそばに焼きとうもろこし2つづつ!!」
そう言って注文書をカウンターにぶら下げ、焼きそば五人前を軽々持ち上げて行ったのは澄添真紀さん。ポニーテールの女の子ッス。
俺はレシートを見ながらとうもろこしを網に乗せる。
事前に網に火を着けて有る為直ぐに色がつき始めます。
ひとまずはこれでよし。
「この込み具合の中五人前を5分足らずで作ったのに遅い…?もっと誉められたって良いと思うんですけど…」
そう呟きながら既に作ってある焼きそばを盛りに入る。
「おとと。かき氷の氷が切れそう。今の内追加させましょ。え~っと鹿野さん!!」
「何?」
鹿野と呼ばれた女の子が瞬時にカウンター越しに首を突っ込んでくる。長い髪が垂れないか心配な奇行だがいつものことです。気にしない!!
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