~第1章 TRANQUILLO~

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  「よっ! 俺、田中 陽介[タナカ ヨウスケ]。 宜しく!」 逃げるにも逃げられない雰囲気になってしまった俺とあら・・・何とかさんの間を裂くように明るい(?)声で肩を叩かれた。 「よ、宜しく。 俺は・・・」 「知ってる。 都遠 祐斗だろ? さっき自己紹介してたじゃん。」 「あ、そっか。」 「祐斗って呼んでいいか? 俺のことは陽介で良いからさ。」 「うん。」 《・・・(色んな意味で)良かった。》 この学校・・・この町に来て初めて友達と呼べる人が出来た。  
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