~第1章 TRANQUILLO~

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  「祐斗、席こっち。」 「ありがと。」 俺の席はいず・・・い?・・・なんとか言う今日休んでる人の席とは真逆の廊下側の1番後ろでさっき俺を助けてくれた男子生徒の後ろだった。 『荒井のことどお思う?』 『あらい・・・?』 『さっきお前が話してた奴。 面倒臭かったろ?』 『面倒臭いというかあの手のタイプはちょっと・・・』 《何だ・・・俺だけじゃないんだ。》 『ま、俺といれば大丈夫だろ。 アイツは俺が怖いらしいからな。』 怪しい笑みを浮かべる。 《何したんだ? こいつ・・・》 さっき話してたあ゛ー・・・ブリッ子の方を見ると少し怯えた顔をしていた。 ↑祐斗・・・いい加減覚えろ。  
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