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「夏祭り」
薄暗い中に屋台の光が賑わう。
今日は夏祭りと花火大会。
俺もせっかくの祭りだから甚平を着てきた。
雰囲気を味わいたいからと天馬先輩が提案した場所は屋台が見える神社の境内の一番大きな木の下。
まだ姿が見えない天馬先輩を待っている訳だけど。
周りは浴衣姿の女性や親子連れ、カップル、いつもとはまるで違う雰囲気になんだかドキドキワクワク、そしてソワソワ。
(天馬先輩はまだかな~)
なんて思ってたら後ろから聞き覚えのある声!!
「アキラ~ゴメンな、待ったか??」
「いえ…大丈夫ですよ。」
と振り返ったら…………。
目が釘付け!!
だってだって~天馬先輩の浴衣姿(〃▽〃)♪
(なんて綺麗なんだ~♪色っぽいし、今すぐにでも襲い…た………ウグッ。)
「なんだよ?何も言わないでじっと見て……怒ってるのか、アキラぁ…?」
しまった!!俺は何を考えて………!!!
「怒ってなんかいません!!いや、天馬先輩の浴衣姿似合い過ぎてて、見とれてました。」
言われた天馬先輩は赤くなって小さな声で言った。
「…………ばぁか。」
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