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「腹減った、何か食べよ?行こ??」
照れ隠しの赤い顔の天馬先輩はそう言って、何か大胆にも俺の手を繋いで歩きだした。
そんな状態にドキドキしない訳は勿論なくて。
(すげー可愛いし、すげーデートらしい♪)
なんて心の中はウハウハな俺。
気付けば天馬先輩はたこ焼きの屋台のおじさんにたこ焼き頼んでるし。
オッサンはおっさんで、「お兄ちゃんべっぴんさんだから2つサービスするよ♪」とか言ってるし。
(でも、オッサン、天馬先輩は俺んだから~残念!!)
なんてちょっと優越感♪
隣見れば天馬先輩はたこ焼きのオマケに大喜び。
天馬先輩、喜んでるし、いっかぁ~なんて。
たこ焼きのパック開けて「いただきまぁす♪」の声。
パクリといきました~ひと口で!
(あ~!!熱そうなのに!)
と思って見ればやっぱり涙目の先輩。
「はっ………はふい~(あっ熱い)」
(そりゃ熱いでしょうよ…。)
「アンタは子供かぃっ!!」
やっと飲み込んだ先輩。
「だってさ~旨そうだったから………あ、でも熱かったけど美味しいぞ!もう大丈夫だと思うし、アキラも食べてみたら?ん……あ~ん。」
目の前にはたこ焼き片手の天馬先輩。先輩に食べさせて貰えるなんて♪
夢じゃないかとおもいつつ…………。
(みんないる前で恥ずかしいんですけどぉ~。) とか思いながらも嬉しいから素直にアーン(´□`)してる俺…………。
今日は何て幸せな日なんだ♪
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