不良の恋

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ジッと水無月を見ていたら、龍鑼に声をかけられた。 「蒼依…」 「なんだ…?」 「気に入ったなら次の休み時間に声かければ?」 「言われなくても声かけるぜ?」 「だよな」 ふっ、と龍鑼は妖しく笑い… 「水無月…テメェの顔見たらビビるだろうな」 「あ゛ッ?何でだよ?」 「不良だから」 ニィと微笑みを深くして龍鑼は屋上を後にした… 消えて行った龍鑼を数秒睨み、蒼依も屋上から出て行った…。 「(何でビビられなきゃいけねぇんだよ…不良だからか…?周りの奴らが勝手に言ってるだけだろッ!!俺は不良じゃねぇ!!)」 ↑自覚無しの不良(笑) 一人、イライラしながら廊下を歩いていた。 廊下に居る生徒はびくびくしながら教室へと逃げて行った。 それを気付いていないらしい蒼依は頭の上に?マークを浮かべ、二組の教室へと向かって行った…。
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