Chapter2

14/113
前へ
/232ページ
次へ
「ギャアアアア!? け、健介ぇぇぇ!?」 「しーっ! くーちゃん、そんな大声出したら、健ちゃんが目を覚ましちゃうじゃない」 「オマエは健介を永久の眠りにつかせたいのか!? だ、誰か、救急箱…」 「よし! 綺麗に話が纏まったところで、いざ出陣ぞ! さあバスを出せ運転手!」 「ちょ、全然まとまってな」 「「「「おォォォォォッ!!!」」」」 「血も涙もねえっ!?」 冷徹なクラスメートたちの歓声と共に、無情にもバスが発進する。 大勢の笑顔と期待と、若干一名の負傷者を乗せて。 こうして僕たちのキャンプは始まりを告げるのだった。  
/232ページ

最初のコメントを投稿しよう!

454人が本棚に入れています
本棚に追加