夏*初恋

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あつしがこっちを向いてにっこり笑った。 またすぐ顔を戻し、そのままボールを額にあてて地面に2回弾いた。 サーブの体制。 対角線上には部長。 「あ…」 私の小さな声は聞こえているはずもなく、パァンと爽快な音が響いた。 ボールは部長ぎりぎりに飛んだ。 「ごめんって…!」 「怖いよな?ボール当たったら痛いもんな?」 相変わらず顔は笑っている。
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