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「…知りませんよ」
「てか敬語使うなって言ったじゃん」
「いきなりは無理デスヨ」
「ふーん…ちょっとゆくってくるから先生きたらよろしく」
「はーい」
放課後の部活のちょっとした会話がいつもドキドキしていた。
学年が2個上の彼との限られた時間。
なんてことない会話でも心臓はうるさかった。
あなたも同じだったよね。
どんな相手でもまっすぐ見つめるあなたの目が、私と話すときだけ下向き加減だった。
こんなちょっとのことがかわいくて愛おしかった。
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