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貴方に初めて会ったのは、高校一年の初夏。
段々気温も高くなってきてて、日差しも強くなってきてた、そんな季節。
私は屋上でぼんやりしてて、突然空いたドアに驚いて目を向けると貴方がいた。
私のこと見て、『なんでここにいるんだ』って…眉間に皺寄せてた。
あれ、俺のお気に入りの場所に、って意味だったでしょ。
そりゃね?知ってたんだけど。
屋上が貴方のお気に入りの場所だって。
だけどあの日、どうしても頭が上手く働かなくて…気がついたら屋上にいたの。
あの日は…私の人生で最大の衝撃の日だったんだ…。
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