夢との出会い

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俺が最初に“走ること”に魅せられたのは、小学6年生のときだった。 当時、中学校入学前だった俺は特にやりたいことも、何か打ち込めることもないままただ時間が過ぎているだけだった。 そんなとき兄の要一に、陸上部に入らないかとさそわれて大会を見に行ったのが切っ掛けだった。 最初は陸上なんて興味なかった……全ては兄の“見れば分かる”その一言から始まった。
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