遠い昔

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じいちゃんとばあちゃんと私の家族と一緒に何度も旅行に行った。 でも私はずいぶん幼かったからあんまり覚えてない。 旅館の部屋でじいちゃんの膝に座ってお菓子の袋を開けようとしてたのは覚えてる。 「貸してみさい」 これは共通語で言うところの『貸してごらん』。 私はじいちゃんにその袋を渡した。 じいちゃんは何度も開けようとしてくれたけど結局開けれなくて最終的にはいつも私の母が開けていた。                                      
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