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「どうして?こんなに胸が苦しいの……?どうして……喉が圧迫して……苦しいの。頭がおかしくなりそう……!」
アシェリーは、ひどく泣き悶えながら泉の方に目を向けた。
『アシェリー。』
その時、泉の先の方で誰かが自分を呼ぶ声がした。
「だれ……?」
アシェリーは、はっとして泉の先から聞こえてくる声に耳をすました。
『私の愛しいアシェリー。母の声を忘れてしまったの?』
……!
アシェリーは、愕然とした。
確かにその声は、よくアシェリーに子守唄を唄っていた声そのものだった。
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