序章:堕翼

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・・・わかりましたか?? つまり、この世には神と魔の過ちにより、生死の羽が無数にあるのです。 けれど、対となる羽は一つのみなのです。 まとめると… 1 白き羽を受けた者は定められた時に聖なる死をっ♪ 2 白き羽を受けた者は黒き羽と定めを変える事が許される。 ″永久に暗夜な時を〟 と命じられた時、黒き羽には絶対的な即死がもれなく与えられちゃいます。あ、逃がれる事は不可能なのでご注意を☆ 3 羽の主を無闇に知る事は禁じまぁす! 情による無駄な死は意味がないので罰しますよ? 確かめの言葉を示した時、白き羽、又は黒き羽のどちらかに死を授けます。 4 黒き羽が白き羽の代わりに、 〝聖なる月は白き海に〟 と願えば身代わりの死が与えられます。 ロマンチックですね☆ 但し、誤りし対の白き羽の時は、告げられた関わりない者に死が与えられます。 いい人ぶって、無闇に定めは変れないんですね、しょぼーん。
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