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「小百合と申します。
皆様の身の回りのお世話をさせて頂きます。
至らない所はあると思いますがよろしくお願いします。」
微笑む小百合の顔を見た四人は頬が赤くなるのを感じた。
「とっところでさ!
小百合ちゃんと総司は恋仲なの?
総司が女子と居るなんて珍しい。」
「はぁ?
平助、何を言ってるのですか?
私は少しでも小百合さんのお力になれればと思ってるだけですよ。
女好きの永倉さんや原田さんと一緒にしないで下さい。」
「そんな言い方ねぇだろうよ!
女は好きだけどなっ!!」
「女が居なきゃ癒されねぇからな、新ぱっつぁん!
でもこんな別嬪さんが屯所に居るなら島原に行くのも減るか」
「小百合さんに手を出したらどうなるか…分かりますよね。」
原田の言葉を途中で遮り鋭い目付きで睨む沖田に三人は「小百合ちゃんまたな」と挨拶もそこそこに走り去ってしまった。
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