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「恋…?」 沖田は大切な人、守りたい人をつくる事をしない様に生きてきた。 それが自分の為だったからだ。 (僕は近藤さんの為だけに生きていくと京に上洛した時に誓った。 近藤さんの為なら命など惜しくない。 なのに、守る者が増えてしまったら近藤さんの為だけに生きる事が出来なくなる) そんな沖田の気持ちが分かる山南は沖田に説いた。 「沖田君。 大切な人が出来るのは悪い事ではないんだ。 近藤さんの為に戦い、小百合君の為に生きればいい。」 「近藤さんの為に戦い、小百合さんの為に生きる………。」 「難しいかもしれない。 でも、君がその気持ちを受け入れた時に、君はきっと、もっと強くなるよ。」
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