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部屋に迎えたはいいものの先程の会話を聞いていた小百合は沖田の顔を直視出来ないでいた。 そんな小百合に気付いた沖田は自分のせいだとは気付いていない。 「小百合さん?」 「はっはい?!」 「声が裏返ってますよ?何かありましたか?」 「いやっ!何でもないです!!」 正直に言える訳の無い小百合は話を変えようと、頭の中に流れてくる声の事・その声は大切な人の声な気がすると沖田に説明した。 「そう…ですか。小百合さんには恋仲の方がいらっしゃったのですか…。」 あからさまに落ち込む沖田に慌てて弁解をする。 「まだ分からないですから!家族かも知れないし!」 (私何でこんな言い訳みたいな事してるんだろう…) (隠してる意味なんて無かったか…。分かってたけど小百合さんの口から言われるとやっぱり傷付くなぁ…)
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