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「そんな事に嫉妬してちゃぁこれから大変だぜぃ?小百合ちゃん可愛いんだから色んな奴に狙われるぞ?」 「分かってます。そんな人達蹴散らしてやるからいいんです。」 「怖い怖い~」 おちゃらけながらも応援するぜと肩を叩く原田。 「ありがとうございます。」 ――パンパンッ 近藤の手拍子が響き全員が一斉に近藤の方へと顔を向ける。 「静かに!新しく入った女中を紹介する!私の遠縁の小百合君だ!」 「小百合です。勝手が分からずご迷惑お掛けするとは思いますがよろしくお願いします。」 「か~わい~!」 「恋仲の人とかいるの~?」 野次が飛び交う中苦笑いでペコッと頭を下げ、沖田の元へ小走りする。 ((可愛すぎる…)) 沖田と原田はその可愛さに悶え死にそうになりながらも小百合を迎えた。 「では!今日は無礼講だ!存分に楽しもう!!乾杯!」 近藤の乾杯が合図となり飲めや食えやの大宴会が始まった。
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