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「うん。寝るまでこうしててあげる。」 「やしゅ…はやさしいねー………」 「…僕は【やしゅ】じゃないんだけどなぁ…。」 人を斬ってると思えない不相応な手つきで小百合の頭を撫でている。 「……【やしゅ】って誰だ……?」 「………僕も知りたいよ。」 今にも泣きそうな顔の沖田に原田はそれ以上追及出来なかった。 すっかり寝てしまった小百合をそっと抱き抱え「部屋に連れくね」と広間を出ていった。 「総司…、あれマジだよなぁ…」 「だろうな。」 「報われねぇなぁ。」 藤堂・原田・永倉の会話を聞きながらクイッと杯を口にする斎藤。
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