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シャノンくん家出のきっかけ
「また勝手につまみ食いして…。大きくなったのは体だけですか?」
ぺち!ぺちんっ!
「ごめっ、ごめなさ…っ!次から言うことちゃんときくからぁ!」
「前も、その前も同じ事言いましたよね。僕は約束を守れない子は嫌いですよ」
ぺちっ!
「ひ、っぅ…。お尻、やだぁ…っ」
「やだじゃないでしょう?シャノン。それにしても…」
「あぅっ!」
「これはお仕置きなのにお尻を叩かれて感じるなんて…いやらしいですね」
前に手を伸ばしてぽたぽたと地面に熱を零しているソレを触られて、ぴくって体が跳ねる
「オレのせいじゃな…っ、だ、って!これはナギがぁ!」
「僕のせいですか?それだけじゃないですよね」
ぱくり、耳を甘噛みされて、舌がくちゅくちゅと中に入り込んでくる
みみ、
みみはダメ…っ
「や、ぁっ…あ」
みみ舐められたら下がじんじん、しちゃっ
くるん、ってナギの膝に俯せになってたのをひっくり返されて、向き合うようにされる
「ぁ、ぅ…っ」
「ここに欲しいんでしょう?」
しっぽを上げて奥まったところにあるソコをつんつんって突かれて、ひくひくと疼く
「ぁっ」
指が中に入りそうなのに、撫でるだけで焦らしてくる動きに腰が勝手に動いて…
「ほら、ちゃんとこの口で言って。そうしないと分からないでしょう?」
唇を優しく指でなぞられて、お尻の下に感じるナギの熱にごくんと喉が鳴った
「ナギの…、オレにい、れて…」
「よく出来ました」
「ひゃあ…ぁっ!」
***
「チビー、前欲しがってたやつ持ってきてやったぜー、ってあれ?いねぇし…。理緒、チビ知らね?」
「さぁ。俺は見てないけど。ナギなら知ってるんじゃないか?ほら、丁度あそこにいるぞ」
「そうだな。
なぁナギ、チビ知らねーか…ってなんだそれ」
ナギの手元には一枚の紙
後ろから覗き込んで見てみると、そこには汚い字でこう書かれていた
『さがさないで』
「……反抗期、ですかね」
「「………」」
**
うぅ…
ちょっとつまみ食いしたっていいじゃんっ
ちょっと花瓶割っちゃったくらいいいじゃんっ
ちょっと悪戯したくらい別にいいじゃんっ!
ナギの馬鹿っ
もうやだ!
家出、してやるっ!
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