赤い靴のお姫様

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芽衣はじっと柏木の顔を見つめた。 「また私が娘に借りるのかい?いい加減1着くらい自分のを買ったらどうだい」 「だってパーティーなんて普段全然行かないんですもん」 「はぁ、こりゃ娘になんかおごってやらなきゃいけないね・・・。あの子タダじゃ動かないから・・・」 「柏木さんありがとうございます!」 「あんたはうちの子以上に世話のやける子だねぇ」 「すみませーん。期待してます」 「調子のいい子なんだからまったく」 「あ、あと靴も・・・これじゃダメみたいなんで・・・」 「ほんとにもう・・・」
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