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「大きなシャンデリアに豪華な料理、きれいなテーブルに素敵な照明・・・立派なスーツを身にまとう偉い人たちや華やかなドレスに身を包むその貴婦人たち・・・こんな盛大なパーティー、私には疲れちゃうだけ。こんなシャンデリアがなくても、明るい場所はあるし、こんなに人がいなくても温かい場所はある。人には人の場所がある。私には私の居場所がある・・・」
「こんな素敵なところ・・・最初っから私が居るべき場所じゃない・・・」
芽衣はあふれてくる涙をこらえることで精一杯になり、言葉を詰まらせてしまう。それでも最後の力をふりしぼった。
「・・・・・こんな素敵な時間、私は夢で十分。いい夢を見させてもらいました・・・」
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