あの人

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日直が前に出て、いつも通りの朝の会が始まったのだが。 礼から始まり、ちょこちょこと日直が話をする。そして、先生の話が始まり、いきなり重要な部分に入ったのだ。 「え~と、今日転校してきて、このクラスに入ることになった、優温友だ。入っていいぞ」 「は、はぁい」 入ってきた少女は、少し小柄で、黒髪のショートカットで優しそうな顔立ちをしていた。 「はじめまして。優温友です。友達からは、友ちゃんと呼ばれていました。好きな物はたくさんありますが、嫌いな物は特にありません」
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