第二章 らいおんハート

5/40
前へ
/452ページ
次へ
「三男の将之と、長女の冴羽です。 高校2年生と、中学2年生。」 椅子に腰かけながら、お互いに足をけり合う2人に、俺は思わず笑ってしまった。 男の子は、体ががっしりしていて、どことなく強そうな感じが漂っている。 女の子はもう数年したら、美人になっているだろうと思われる。 「いっつも喧嘩ばっかりしているんですけど、本当は仲良しさんなんです。 どっちも、兄弟思いなのに、素直じゃないんだから。」 悠さんはくすくすと笑った。
/452ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加