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デュルケムによれば自殺は自己本位自殺、アノミー的自殺、、集団本位自殺、宿命的自殺に分けられる
そして自己本位自殺とアノミー的自殺は現代的な自殺と言え、逆に集団本位自殺と宿命的自殺は戦時中に起こり得る自殺である
社会の統合力が強い状況での自殺は集団本位自殺である
強い結束力や一体感の結果起こるものである
昔の戦時中の日本を思い浮かべればよかろう 米軍に追い詰められ崖から数人で飛びおりる映像を見たことがある者もいるだろう このように戦時中など、社会全体が一つの目標に向けて統合しているときに起こるのが集団本位自殺である また社会の規制力が強い時に起こるのが宿命的自殺である 欲求に過度な抑圧が加えられる結果起こるのである 戦時中の国やあるいは自由が過度に抑圧された国で起こり得る自殺である
次に現代に起こる自殺である自己本位自殺とアノミー的自殺を記そう
自己本位自殺とは社会の統合力が弱いときに起こるものであり、個人化が進むときに生じる自殺である まさに人と人との関係が希薄化した現代に当てはまる
またアノミー的自殺は社会の規制力が弱い時に生じるものである アノミーとは無秩序や没倫理価値などに訳される語である
欲求の増大とそれを満たすための手段のアンバランスにより幻滅や不満を味わうことにより生じる自殺である。社会の自由化や急激な社会の変動に伴い増える
豊かであるほど欲求が増大し、その反動である不満や幻滅も大きくなり生じるのがアノミー的自殺である よって自由主義的な先進国で起こりやすい
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