01:高鳴り

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『……ロ……ヒロ!』 頭がガンガンする中、 またしてもうるさい声が響く。 「なんだよ…ユウナ」 寝ていたところを 電話の着信音で起こされれば 誰だって不機嫌にはなるだろう。 そんなことはお構いなしに、 彼女、三橋結菜はさらに 大きな声で喋り出す。 もはや怒鳴るに近いのだが 『なんだよじゃないわよ!ヒロあんた……今何時だと思ってるの!?』 「は?何時って……」 .
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