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メガネを掛け直し、「甘いわね!」と厳しい目をした友達が言った。
「ハルカ君はまだ〝女の子〟を理解してないのよ!彗菜がリードしてあげなくちゃ駄目じゃない!!今の時代、草食系男子は肉食系女子に食われる年なのよ!
彗菜が一肌、二肌と脱いで脱いで脱ぎまくらなきゃいけない時。
キスしてアゲアゲナイトよ!!!あぁ、キスした時の感想教えてね。小説の参考にするから!」
熱烈な語りに語ったセンパイは燃えたり、時には照れたりと百面相していたが、確かにそうかもしれないと思った。
「この時代は女の子が積極的にならなきゃいけないのかぁ‥。」
少女漫画みたいに抱きしめてくれたり、甘い言葉をささやいてくれたり、時には強引でちょっぴりえっちになってくれる彼氏に憧れているけど‥、早々上手くいくはずもない。
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