彼の、職業

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「有り得ない。どこからくるの?その自信は」 あたしは肩を竦めながら、ソファーに座る。そう言えば、このソファーもデザインが気に入って衝動買いしてから、まだ数回しか座ってなかったっけ。 「あたしは堕ちないよ?」 自信はある。そんなあたしの後ろから、彼が腕を回す。耳の横には息遣いすら感じれる距離に、彼の口。 「知ってる?理性と本能は違うんだって」 「っ……」 ヤバイ。堕ちそうかもしれない。
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