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「おじいさん……いや、和尚さん、話を聞き、導いてくれてありがとうございました。怖い…だけど、やってみます」
「そうですか、それでは朗報をお待ちしていますよ」
「はい」
俺は返事すると、栄太と共にお寺を後にした。
にこやかに見送ってくれる和尚さん。本当に有難い。恐怖が終わったら、絶対和尚さんに報告しよう。
俺はそう考えながら、バス停を目指し歩いたのだった。
そして、バスと電車を乗り継ぎ、俺たちの地元に帰ってきた。
全てを終わらせる為、俺たちは子捨て谷へと向かった。
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