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私が小学校五年生の頃…
親にお使いを頼まれ冬の寒い日に自動販売機に行った。
すると、猫とじゃれてた人を見つけ…声をかけてみた。
私「その子人懐っこいね?飼ってるんですか」
女の人「いえ違うのよ、可哀想にねぇまだ子猫なのにこんな寒い所に居るなんて…残念だけど、家じゃ飼えないのよ」
そう言い残すとその人は家に帰ってしまった。
確かに飼うのが難しい場所…‘団地’だったから…
その人が居なくなってからもなお、この猫は鳴き続けて居た…
この子も…私と同じ独りぼっちなんだって思った。
朝から夕方まで雨が降っていたから外は凍りつくように寒かった。
このままこの子を放っておいたら凍死してしまうんじゃないか…
そう思った私は早く使いを済ませ、その子と一緒に家に帰った。
だけど私の所も家は‘団地’…
そう簡単に飼える筈がない…そう思いながら家に帰った。
私「ただいま~…ι」
母「?お帰り…は良いけど…何やってんのお前ι」
私「ごめん母さんιでもこの猫見捨てられなくてι」
母「はぁι今日一晩見る、元気になったら飛び出して行くでしょι」
私「有り難う母さん♪」
お母さんはその後ネコ缶を買ってきてくれて猫にご飯をあげてくれた。
寝床も作りその子を暖めた。
「そして…翌日」
その子は何故か家に住み着いてしまい…
どうするかを親と話、買う事に決めたんです。
思えば、私の隣の家のおばちゃんや上の階のおばちゃんも犬を飼ってる事を知り飼っても大丈夫なんじゃないかと少しだけ安心し飼う事を決めました。
名前は【にゃん太】
名付けセンス悪とは思うけど、これが新しい家族、新しいきょうだい…
初めまして…にゃん太。
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