売り専 千世 -チセ-

2/5

9174人が本棚に入れています
本棚に追加
/344ページ
マンションの一室━━… 「千世ぇ~。仕事だよ。」 『う…んぅ。もう…ちょい寝かせて…。』 「だぁめ!リピの木村さんなんだから!はい起きて~。」 体格のいい女性から腕を引っ張られて渋々起き上がる少年。 彼の名は…千世(チセ)19歳。 猫毛のサラサラな栗色の髪と 華奢できめ細かい肌。 目を擦りながら眠気眼の顔をしていた。 『ねぇ…カヨママ。木村さんって、あの超ドSの?』 「そうよ。ロングコースで7時間。」 『え~…。あの人痛いんだよねぇ。じゃあそれ終わったら上がっていい?』 「いいわよ。」 『じゃあ~ぼちぼち準備しようかなぁ~…。』 千世はぐいっと伸びをして立ち上がった。
/344ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9174人が本棚に入れています
本棚に追加