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マンションの一室━━…
「千世ぇ~。仕事だよ。」
『う…んぅ。もう…ちょい寝かせて…。』
「だぁめ!リピの木村さんなんだから!はい起きて~。」
体格のいい女性から腕を引っ張られて渋々起き上がる少年。
彼の名は…千世(チセ)19歳。
猫毛のサラサラな栗色の髪と
華奢できめ細かい肌。
目を擦りながら眠気眼の顔をしていた。
『ねぇ…カヨママ。木村さんって、あの超ドSの?』
「そうよ。ロングコースで7時間。」
『え~…。あの人痛いんだよねぇ。じゃあそれ終わったら上がっていい?』
「いいわよ。」
『じゃあ~ぼちぼち準備しようかなぁ~…。』
千世はぐいっと伸びをして立ち上がった。
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