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『お疲れさんでしたぁ~。』
朝方、店を出て徒歩5分くらいの寮に帰る。
♪~♪~
僕の携帯の着信音がなった
『はい。』
「もしも~しッ!千世元気ぃ?」
『なんだ。ルイかぁ。もしかして酔ってる?』
「キャハハ!あったり前じゃ~ん!」
『ま~た懲りずにホスト?』
「大正解~♪あんたも来なよ~♪どうせ仕事終わって直帰なんでしょ~?奢ってあげっからさぁ~♪」
『えぇ~?僕寝たいんだけどぉ。』
「じゃ待ってるねぇ~ッッ♪」
プツ…プッ--プッ--プッ--
ルイは僕が働く店の系列店の本デリで働く女の子。
同じ歳で気の合う友達みたいな知り合い。
身体の関係は何回かある。
酔った勢いでルイから誘ってきたから。
僕にとってセックスなんてそんなもん。
『行かなかったらルイ怒るだろうなぁ。』
僕は小さな溜息をついて暇そうに客を探しているタクシーに乗って、ルイの通うホストへと向かった。
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