揺れる心…

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作業服姿である事を理由に、夕食の誘いを躊躇(チュウチョ)した親父に対し、自宅に招待すると言い出した美帆… 『おいおい、それはいくらなんでも厚かまし過ぎるやろ(汗)』 確かに普段の親父は厚かましい…(爆) けど、20年ぶりに再会した、元教え子の家庭に、いきなりお邪魔して夕食をご馳走になるなんて…(苦笑) すると美帆は… 『うちは大丈夫ですよ!一人暮らしですから♪』 (・◇・;)えっ? さっきの電話で、「斉藤」ではなく、「〇〇」と名乗ってたのは結婚して苗字が変わったんでは無いのか?! 美帆の発した言葉の意味が分からず、キョトンとしている親父に対して… 『びっくりしました?(微笑)実は結婚してすぐに旦那が亡くなったんですよ。だから今は気楽な独り身です♪』 ( ̄○ ̄;)… 『そうやったんや… 何か悪い事を訊いたみたいですまん…』 と、素直に謝ったものの… 尚更、自宅に伺うのはやばいやん!! だって親父は、婿入り前の大切な体だよ! (爆) 一人暮らしの未亡人の部屋にお邪魔して… 男女二人っきりで… アルコールでも入って… ちょっとホロ酔い加減にでもなって… 無理矢理… 襲われたら… たまったもん… 溜ったもんが出ちゃうぢゃん!(爆) もちろん冗談だけど!(笑) 『有難い誘いやけど、それはパスやな!(愛想微笑) どうや?立飲み屋にでも行かへんか?』 とりあえず作業服姿で違和感なく行ける店と言えば、立飲み屋ぐらいしか思いつかなかった親父は、とっさにそう切り返してみた… 『いいですよ♪』 かくして20年ぶりに偶然の再会を果たし、その場のノリで飲みに行く(立飲み屋だけど!笑)事になった… ぺ・親父と美帆・ユジン…(笑)
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