追憶③…

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『先生!短所を武器に…って意味わからんわ!💧』 美帆が素で質問する…(笑) 『あんな、例えば自分の足がめっちゃ臭いとする…(微笑) でもな、こればっかり気にして、「隠そう隠そう」として引け目感じて生きててもしゃ~ないやん?』 『それ先生やん!』 すかさず美帆が突っ込みを入れる… (;´д` )… 『まぁ人の話は最後までちゃんと聞け。そんなどうしようもない事を悩むより、いっそ開き直れ!自分を全部さらけだしたらぇぇねん! 「そう、俺(私)は足が臭いですがそれがどないしてん!」と!』 再び親父の話に聞き入る二人… 『「そんなに臭いならいっそ生で嗅いでみるか?きっと癖になるで♪」ぐらい言い返したれ!(笑) せっかくの人生や!そんなしょ~もない事に時間かけてる暇なんかないで!』 『例えが悪いけど(苦笑)、要するにあかん所(短所)もぇぇ所(長所)も…うまく付き合っていけ!間違いなくどちらも(短所も長所も)全部自分自身なんやから!』 さらに親父の説法?は続く…(笑) 『直美…お前の思い出したくない過去は、塾に入る時にお母さんから全部聞いた… でもな、それがどないした?! もっと今とこれからを楽しめ! お前ならきっとそれが出来る筈や! 無理に忘れる必要なんか無い… でも縛られたり、引け目を感じる必要なんてもっと無いんやで! 世の中の男性が皆、お父さんみたいな男性やないんや! 例えば…今、お前の目の前にも、お前の事を必死で考えている素敵な男性が居てるやろ?』 決まった…(*^-゚)v♪ …と思った… しかし美帆の突っ込みが、この親父の熱い熱い語りを一瞬にしてブチ壊した… 『先生… ロリコン? (・◇・)?失笑』 オーマイガッ! ヘ(´o`)ヘ
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