結婚披露宴  ‐新婦友人代表スピーチ‐

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その後、彼女は第3志望の大学へと進学するのですが…… そこから先は、 新郎の大和さんに任せましょう。 二人の交際が始まったのは、大学に入ってかららしいので。 ついでに、 お節介なことを申しますと、 彩香の肩を抱いたベンチメンバーというのが、 当時怪我をしていた、新郎・桑原大和その人でした。 私は、その頃にはもう彩香から大和くんが好きと聞いていたので―― あれ、彩香、大和くんにこの話してないの? そっかぁー、ま、いいじゃん。 最初にお節介って言ったし、許してよ。 てか他の男に肩を抱かれる方が問題じゃない? ほら、大和くん照れてんじゃん。 お節介オバサンでごめんね。 同級生だったけどね。
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