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『精霊を使役する程度の能力』とは、幻想郷で主人公、如月 俊が手に入れた能力。
元から徴候があったところで、チルノとの戦闘によってそれを操る術を覚えた。
八雲 紫による解説では、元から俊が持っていた能力が幻想郷の空気や魔素に触れて開花したとのこと。
実際に、彼は小さな頃からごくまれに精霊が見えていた。
精霊とは自然の根源であり、自然から生まれる妖精とは一線を画する存在。
通常ならばその存在を見ることも、感知することもできない。
しかし、俊は精霊を見ることができ、更に精霊たちを集めて力として発現させることができる。
ちなみに精霊たちは俊の目に、色付きで小さな球体のセロハンが宙に浮いているように見えている。
それが光のように見えるので、彼は精霊のことを“光”と表現することも多い。
そんな状況では目がチカチカしてたまらないが、俊は自分の意思で精霊が目に映らないようにできることに気が付き、必要時以外は精霊を見えないようにしている。
また、彼は精霊を見ずともなんとなく感じることができている。
このように精霊を感知できることで、彼は相手が属性魔法を使おうとしている場合は察知可能。
精霊には属性が存在し、現在俊が見え、使うことができる精霊には、
・火
・水
・氷
・雷
・土
・風
がある(ほぼ使われたことがないものもあるが)。
それぞれ、属性に準じた力が扱える。
俊の瞳に映るそれらは色が違うので、それで区別している。
現在、基本的に俊が発現する精霊の力はその属性に即した単純なもの。
火ならば炎弾、水ならば水の球などである。
ただし雷に限ってはうまく扱えておらず、手に電流を流すことができる程度である。
彼は精霊たちを集中させ、十分な数がたまってから念じることで力を発現でき、精霊たちが集まる速度は手の付近が最も早い。
発現する力を大きくしたい場合は、その分だけ時間をかけて多くの精霊を集める必要がある。
発現した力は俊自身のコントロール下にあり、手元から動かす前に想定した軌道を辿らせることが基本的には可能。
この能力に必要な魔力は、精霊を力として発現する際に使う少量の魔力のみで、魔理沙曰く『属性魔法に似たものがかなり少ない魔力で使える』とのこと。
が、俊の持つ魔力量は普通よりは多めというレベルなので、使いすぎると魔力切れを起こすこともある。
ぶっちゃけ能力の扱いはまだまだ未熟。
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