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「今日の話は『お月様とお星様』をしようかな。」
優しい口調でナナシはユキちゃんに話始めた。
「太陽さん、さようなら。お月様、こんばんわ。黒く塗りつぶされた空に真ん丸大きなお月様が浮かんでる。お月様の周りには可愛い可愛いお星様達が浮かんでる。お星様が囁く。『お月様は何で真ん丸なの?』お月様は笑って答える。『それはね、皆の優しい心を映してるからだよ。』その答えを聞いてお星様は言いました。『だったら僕は皆のどんな心を映してるの?』お月様はまたまた笑って答えました。『それはね、誰か一人一人の心を映してるんだよ。』お星様は明かりの灯った家々を見下ろし微笑んだ。」
ナナシの話を聞き終えたユキちゃんは首を傾げてる。
ユキちゃんには少し難しい話だったかな?
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