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不意に浮かんだ白い裸体。途端に下半身が熱を帯びる。
「ヤベ…ッ」
焦りつつも、次々と脳裏によぎる誘惑が更なる反応を呼び起こす。
……キツ……。
大きく膨れ上がってしまった其処はちょっとやそっとの休憩では治まりそうもない。
ちらりと浴室の様子を窺えば、微かな水音が聴こえる。そしてその音が……更なる疼きをもたらす。
―――仕方ねー。とっとと処理しちまおう。
こんな状態を銀時に見られる方がマズイ。
意を決して下着の中から取り出せば、既にソレは堅くそそりたち、透明な雫を溢している。
軽く握りこめばじんわりとした快感が腰を奔る。ぬるつく液体を先端に絡め、押し潰すように刺激を与えれば更に溢れてくる。
「…はぁっ……銀…っ…!」
その名を口にするだけで、有り得ない刺激が奔り、思わず眼をきつく閉じて耐える。
「…銀……銀時……っ…好きだ……っ」
夢中になって扱き上げれば粘着質な音が室内を満たす。その事が余計に土方の興奮を昂らす。
好きだ、好きなんだと譫言のように繰り返す土方の脳内には先刻の銀時の表情。熟れた苺のように真っ紅な頬。潤んだ瞳。半開きの唇から覗く小鳥のような舌。
「…銀……舐めてくれ……」
根本をきつく握り、その小さな口に咥えてもらうことを想ったその時―――。
「……こ……こう……?」
……舌っ足らずの声とともに生温かい感覚が土方自身を包み込んだ。
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